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あしーあと

黎の軌跡 1周目クリア感想(ネタバレ抑えめ)

黎の軌跡1周目クリアしました。

まずはネタバレ抑えめの、軽い総括やシステム面についての感想から。この次は「スクリーンショットで振り返る、黎の軌跡ネタバレ有り感想編」を書く予定です。

 


いやっっっ…………めちゃくちゃ楽しかったです。

 

閃シリーズや零/碧ももちろん好きなんですが、今作はぶっちぎりで面白かった。違いはなんなんでしょうね? ざっくり考えてみたいと思います。
まず、主人公の年齢が上がって下ネタ等にも対応できるようになって、キレイなことしか言わない過去作主人公たちとは一線を画したリアクションが取れること。やはり感情移入できるかどうか、共感とか等身大のツッコミとかが大事で。過去作の主人公も、基本的には主人公=プレイヤーとしつつも、太陽の精神とか、熱血モテ野郎とか、自己犠牲のかたまりモテ野郎とか、やっぱそれぞれ「主人公たらしめる特異な精神性」を持っているわけです。その特異さの度合いによって、感情移入は妨げられてしまっていたのだな……と、黎をクリアしてから振り返ると思い直しました。今作のヴァンがそういった特異さを持ち合わせてないというわけではないのですが、そのバランスが良くなった。プレイヤーの自然な感想をヴァンと一致させることが出来ていた、というあたりがハマったポイントだったのかなと思います。

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これは「男の趣味が悪い」と悪態をついたら即ブーメラン飛んできてめちゃくちゃ笑ったところ。的確なカウンターを飛ばすアニエスいじられキャラの地位を確立し始めたヴァンが良い。

 

ここまで書いたところで、さらにもっと詳しい感想を書いても良かったんですが、書く前にすごく的確なブログを見つけてしまったのでそちらを紹介。(ほぼ100%同意できる内容しか書いてないのでもうこれでいいじゃん)

 
『ネタバレ無しで黎の軌跡のレビュー』by黄色いなんとかさん

 

私のプレイ時間は115時間。フルマラソン実施して、ボイスは全て飛ばさず聞いて、やれる分のやり込み要素は消化した結果です。

で、上記ブログに書いてあること以外で他に言及するなら、難易度について。フィールドアクションがめちゃくちゃ面白かったのは事実なんですが、面白すぎて「全MAPのザコ敵を掃討してから進んだ結果、ボス戦に到達するとボスよりレベルが高くなっていてつまらない」という残念な結果になってしまっていた点。初めてのアクション+コマンドの別立てバトルで、想定される経験値曲線みたいなのがうまく調整できなかったのかもしれませんね。あと、ナイトメアで敵が固い分タクティカルボーナスが乗りやすく、倍々で経験値が稼ぎやすかったのかも。

60時間くらいプレイした時点で「いやこれ敵全部倒すより、戦闘手帳に載せるために1匹ずつ倒して後は全部スルーしたほうが良くね?」という、既存シリーズと全く変わらないプレイをするように。もっと早く気付け。